お目当ては、企画展「江戸人展」。
珍しいものが色々見れて大変楽しゅうございました。
一般展示の一角でやってる体裁なので、そんなに規模は大きくないです。
具体的には、日本館のワンフロアの 1/2 のスペース。
その代わり、常設展の入場料 600 円のみで見ることができるので非常にリーズナブルっ・・・良心的価格でございます。
展示内容は、江戸時代の遺跡から発掘された江戸時代の人たちの骨を基にしています。しゃれこうべに肉付けをして当時の人の顔を復元してみたり、職業ごとの骨の摩耗具合を調査して特徴分析してみたり、刀傷の付き具合を実際にチェックしたり。
しゃれこうべには階級ごとの差がはっきりと出ていて、硬いものを食べていた一般庶民はアゴががっちりとした顔つきであるとか、柔らかいものを食べていた貴族階級はアゴが発達せずに面長の顔になっているとか、そういった興味深い特徴がはっきりと見て取れました。
ミイラ化した人の学術的な分析資料なども。これは映像だけでしたが、ミイラを3Dスキャナに掛けての分析などを。
また、江戸時代に日本を訪れた外国人、エメ・アンペールが、当時の日本の様々な日常風景を精密なスケッチにしたものも展示されてましたが、これがまた非常に写実的でため息が出るほど美しいものでした。
ちなみに常設展のほうも一通り見て回りましたが、地球館の 2F に、新たに「はやぶさ」のレプリカが展示してありました
映画の撮影に使ったものを寄贈されたそうです
復元展示の説明パネル
実際にしゃれこうべに肉付けして復元してみたモデル像
江戸時代の町人女性
わりと一重でのっぺりした印象ですね
大名男性のしゃれこうべ復元像
子供のころからやらかいええもんばかり食べてアゴを鍛えてないので、面長です
エメ・アンペールのスケッチ
武士階級の結婚式の様子が仔細に描かれています
罪人の護送のワンシーン
左側籠に縛られて閉じ込められてるのが罪人のようです
それをめずらしそうに見に来る子供など
飛脚
一日何時間も延々と走る仕事ですね
なにそのスゴイ筋肉
江戸時代の女性の髪型をカツラで展示したもの
時代ごとの流行り廃りもありましたし、職業ごとによっても違い、数十種類もの髪型がありました